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【柴田亜衣のゴールドアイ】揺るぎない自信が池江璃花子の4冠につながった

 「競泳・日本選手権」(10日、東京アクアティクスセンター)

 9種目で決勝が行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が女子50メートル自由形を24秒84で、非五輪種目の50メートルバタフライを25秒56で制し、大会4冠を達成した。両種目とも学生新記録を更新した。白血病の発覚からわずか2年2カ月ながら大会8日間、全11レースを泳ぎ切った。

  ◇  ◇

 50メートル自由形決勝の池江選手は、この日3レース目だったこともあって、ラスト10メートル、5メートルはきつそうな感じでした。それでもただひとり24秒台を出して4冠を達成したのですから、素晴らしいのひと言です。

 今大会を振り返ると、最初の種目の100メートルバタフライの優勝が起爆剤になりました。恐らく本人が想像していたよりも好タイムで優勝できたので、残り3種目に揺るぎない自信を持って臨め、それが4冠につながったのだと思います。

 今夏へ向けての課題は、泳ぎの技術面は問題ないので、もっと筋力をつけることとスタートの出遅れを修正することの2点。これが克服できると、途中でへばらずに最後までレースをする力が戻ってくるはず。体調面を最優先しながら、体に負担がない範囲で頑張ってほしいと思います。

 最後に今大会を通じて感じたことは、高校生をはじめ若い選手が出てきたことです。私の種目だった女子長距離自由形でも21世紀生まれの選手が代表を射止めました。東京大会の先まで楽しみが膨らみます。(04年アテネ五輪女子800メートル自由形金メダリスト・柴田亜衣)

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