丸山VS阿部で注目の大会、全日本体重別は史上初無観客で開催へ

 全日本柔道連盟(全柔連)は6日、都内で新型コロナウイルスに対する対策会議を開き、東京五輪代表最終選考会の全日本体重別選手権(4月4、5日・福岡)について、大会史上初となる無観客で開催することを決定した。皇后杯全日本女子選手権(同19日、横浜)、全日本選手権(同29日、千葉)は規模縮小または無観客を前提に準備を進めていく。

 全柔連の中里壮也専務理事は無観客の判断について「大相撲、高校野球も無観客で行われる。(無観客なら)大方の理解は得られると考えた」と説明した。選手、関係者、報道陣にはアルコール消毒やマスク着用など感染防止措置を実施する。

 柔道の五輪代表はすでに男女13階級で決定しており、残るは男子66キロ級のみ。体重別ではし烈な争いを繰り広げる丸山城志郎(26)=ミキハウス=と、阿部一二三(22)=日体大=の最終決戦に注目が集まる。両者は勝ち進めば、決勝で相まみえる。直接対決の場合は勝者が五輪代表に決定するとみられる。

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