ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選（３月３～１１日）に出場する男子６階級、女子５階級の日本代表１１人が２６日、試合が行われるヨルダン・アンマンに到着した。日本ボクシング連盟によると、入国時に体温測定を受けたが、全員が無事に入国できたという。日本連盟は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でヨルダン政府から入国制限がかかることを懸念し、２８日の渡航予定を２５日に早めていた。出発直前には、入国に問題ないと連絡を受けていた。

　男子フェザー級の堤駿斗（東洋大）は日本連盟を通じて、「移動は疲れましたが、日本より暖かく、体重調整など考えてもプラスだと思います。本日よりしっかりと調整をして臨みたいと思います」とコメント。女子フライ級の並木月海（自衛隊）は「長時間の渡航に加え、ドーハでの乗り継ぎもありましたが、体調は良いです。日本より暖かく、良いパフォーマンスができそうです。日の丸を背負い頑張ります」と述べた。

　同予選は２月に中国・武漢で開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で１カ月順延となり、開催場所もヨルダンへと変更されていた。