お家芸200平の“新星”佐藤翔馬が優勝 世界銅の渡辺に勝利「目指すのは北島康介さん」

男子200メートル平泳ぎの(左から)渡辺一平、佐藤翔馬、小日向一輝=東京辰巳国際水泳場
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 「競泳・北島康介杯」(26日、東京辰巳国際水泳場)

 男子200メートル平泳ぎ決勝は、慶大1年の佐藤翔馬(18)=東京SC=が2分7秒58で優勝した。同種目世界選手権銅メダルの渡辺一平(22)=トヨタ自動車=は2分7秒86で2位だった。

 東京五輪を前に、日本のお家芸・平泳ぎで新星が出現した。佐藤は100メートルを先頭でターンすると、迫る渡辺を振り切り、トップでゴール。昨夏の世界選手権5位相当の好タイムが表示された電光掲示板を見て拳を握り、水面をたたいて喜びを爆発させた。

 昨年9月に記録した自己記録を1秒63も更新し「信じられない」と佐藤。「4月の日本選手権で代表入りを決めて、五輪でメダルが目標。勝って代表を決めたい。気を抜かずに頑張りたい」と自らを律しつつ、力強く語った。

 北島氏と同じ東京SCに小学3年から通う“直属”の後輩。北島氏は「ほど遠い存在」とは言うものの「目指すのは北島康介さん。超えていかないと」と威勢のいい言葉も飛び出した。表彰式では、プレゼンターを務めた北島氏から「4月まで気を抜かずに頑張って」と声を掛けられたという。偉大な先輩の言葉を心に刻み、真の後継者へと急成長を遂げる。

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