東京五輪を目指す元プロボクシング世界４団体制覇王者の高山勝成（３６）＝名古屋産大＝が２２日、東海地区予選（３１日開幕、岐阜）を前に大阪市内で練習を公開。今大会へ向け、日本で「イーグル京和」として活躍した元ＷＢＣ世界ミニマム級王者でタイ出身のイーグル・デン・ジュンラパン氏（４０）がスパーリングパートナーを務めたことを明かした。

　高山が０５年に王座を奪われた旧敵のイーグル氏は元トップアマ。今回は高山の打診を受けて来日し、約１０ラウンドのスパーなどの練習相手を務めた。イーグル氏は高山について「フットワークが速くパンチが重い。アマトップレベル」と太鼓判。高山も「１４年前に負けた時には本当に悔しかったが、日本に来てくれてうれしかった」と友情に感謝した。