ウルフパック強化試合に勝利 ジョセフHC「10点中5点」
「ラグビー日本代表候補強化試合、ウルフパック51-38ウェスタン・フォース」(27日、秩父宮ラグビー場)
日本代表候補で編成する特別チーム・ウルフパックがオーストラリアのウェスタン・フォースに勝利。強化試合3連勝で3勝1敗とし、聖地・秩父宮での平成ラストマッチを飾った。
前半7分、SO松田力也(パナソニック)のPGで3点を先制。さらにフッカー坂手淳史(パナソニック)、WTBレメキ・ロマノ・ラバ(ホンダ)、アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)がトライを決めるなど、前半を30-10で折り返した。
後半はレメキ、WTB福岡堅樹(パナソニック)、途中出場でSOに入った山沢拓也(パナソニック)の3トライを加算。相手に4トライを許しながら逃げ切った。
攻撃面は計6トライと、松田の効果的なPGで順調に加点。その一方で、後半16分以降の25分間に相手に4トライを許すなど計6トライを喫し、守備面に課題を残した。
ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「満足していると言えます。多くプレッシャーをかけられました。相手の戦法が予想していたものと違い、作戦を変更したが対応できた」と評価。その一方で、「一貫性がなかった、気を抜いてしまうところが残念。リードしたところで後半に入って一瞬でも気を抜いたりスイッチを切ったりしてしまうと、ウェスタン・フォースのようなチームにはつけ込まれる」とメンタル面を失点の要因とし反省点を挙げた。
「総括すると10点満点中5点。半分だ」とまとめた。
ウルフパックは5月にはオーストラリアに遠征。12日にブランビーズB(2軍相当)、17日にレベルズBと対戦。強化試合6戦を終える。6月以降は国内で日本代表候補の強化合宿が行われる。