リオ五輪4位の藤森太将がドーピング陽性も、潔白主張「意図的摂取ではありません」

 日本水泳連盟は29日、競泳のリオデジャネイロ五輪男子200メートル個人メドレー4位の藤森太将(27)=木下グループ=が昨年12月の世界短水路選手権で行ったドーピング検査で禁止物質メチルエフェドリンが検出され、陽性反応を示したことを発表した。藤森は暫定的資格停止処分を受け入れ、4月に開幕する日本選手権(辰巳国際水泳場)には出場できない。

 藤森は水連を通じてコメントを発表し「昨年12月に開催された第14回世界短水路世界選手権時に実施されたドーピング検査におきまして、WADA(世界アンチドーピング機構)が定める禁止物質が私の尿から検出されました。検出された禁止物質は、私が意図的に摂取したものではありません」と、意図的な摂取を否定。その上で「私は、アスリートとして常に高い誇りを持ち、体内に摂取する物質についても常日頃から気をつけてきましたので、今回の検査結果については率直に言って大変驚き、ショックを受けております。薬やサプリメントも摂取しておらず、今回検出された禁止物質がどのように私の体内に入ったのか、現時点では原因は全く分かりません。今後、国際水泳連盟(FINA)の手続きにおいて明らかにすべく、専門家のサポートを得ながら進めてまいります。日頃より応援して下さっている皆様方には、ご心配・ご迷惑をお掛けしましたこと、大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。」と、潔白を証明する努力をしていくことを明らかにした。

 違反が確定すれば、競泳選手では国内3例目で、代表選手としては2例目。昨年、男子背泳ぎの古賀淳也が禁止物質が検出され、国際水連から4年間の資格停止処分を科せられた。古賀は現在スポーツ仲裁裁判所に提訴している。

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