「卓球・Ｔリーグ」（１７日、両国国技館）

　初代王者を決めるプレーオフ・ファイナルが行われ、男子は、リーグ戦１位の東京が同２位の岡山を３－１で下して優勝した。東京は世界ランク４位の張本智和（１５）、１０位の水谷隼（２９）のダブルエースがシングルスでしっかりと勝利を収め、初代王座に輝いた。

　第１試合のダブルスは、東京の水谷、大島祐哉組が、岡山の最強ペアである森薗政崇、上田仁組に１－２で敗れ先取を許した。第２試合は、侯英超（中国）が３－１で吉村和弘を破った。

　第３試合は、水谷が韓国のエース李尚洙を３－０のストレートで下して王手。第４試合は、張本が森薗との熱戦を３－１で制し、優勝を決めた。

　水谷はコートインタビューで、「ダブルスで負けてしまったので、シングルスでは絶対に落とせなかった。強い気持ちを出せてうれしいです。Ｔリーグが開幕（昨年１０月、両国国技館）して、その時のすごい興奮、あの試合が今でも忘れられなくて。もう一度両国で試合できるうれしさと、興奮と。いいパフォーマンスを見せられて優勝できて感無量です」と喜びを語った。