平野美宇の母 三女の発達障がいを明かす「隠すようなことじゃない」

 卓球世界選手権の女子個人で48年ぶりに銅メダルに輝いた平野美宇(17)の母・真理子さん(48)が16日、日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」に出演。美宇の妹で、三女の中学1年・亜子さんが発達障がいであることも明かされた。

 真理子さんは筑波大学卒業まで卓球選手として活躍し、10年間の教師生活を経て「平野卓球センター」を立ち上げ美宇を筆頭に3姉妹を育て上げた。亜子さんは3歳のときに発達障害と診断され、人とのコミュニケーションがやや難しいことが判明したという。

 番組では真理子さんに密着。次女の中学3年・世和さん、亜子さんもVTRで登場した。

 真理子さんが、美宇にそっくりの亜子さんを「私にとっての天使」と表現。「コツコツ努力することが得意」という亜子さんの長所を見つけて「根気よく丁寧に教えればいいだけ」と卓球を指導。亜子さんは小学生で日本代表、国際大会も経験する選手になったという。

 また、発達障がいは幼少期の教育が大切だとの考えから、真理子さんが奮闘したことも明かされた。地元の小学校に特別支援学級がなかったため、教育委員会や学校長に「この子のために、特別支援学級を作ってほしい。30人の生徒で1人の先生では無理。私が死んでもここで楽しく生きて欲しい」と直談判。2年間、関係各所をまわった母の熱意が実り、亜子さんは地元の小学校にできた特別支援学級の初めての生徒となったことも明かされた。

 「隠すようなことじゃない。いまでも堂々と胸を張って話せます」と真理子さんは柔らかな笑顔を浮かべた。

 番組では幼いころの美宇、世和さん、亜子さん三姉妹がそろって卓球場で仲むつまじくトレーニングに励む貴重な映像も放送されていた。

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