吉田沙保里さん、市販かぜ薬に感動「効いてビックリ」現役引退で約20年ぶりに服用

リオ五輪時に最も着用していたという思い出のTシャツを、日本選手団公式ウエアへの再生企画のために提供する吉田沙保里さん
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 今月現役を引退したレスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里さん(36)が24日、東京・渋谷区内で行われたイベントに出席した。今月10日に引退会見を行ってから2週間が経過したが、「(周りから)たくさん『お疲れ様』と声を掛けていただいて、私本当に引退したんだなと実感している。肩に背負っていたものを下ろしてスッキリした気持ちで、レスリング以外の仕事も増えて楽しく毎日を過ごしている」と現在の心境を明かした。

 引退後、日常生活にもちょっとした変化があったといい、「今までドーピング検査があったので飲めなかったものが飲めるようになった」と明かした。

 10日の引退会見後、緊張の糸が切れたのか、すぐに風邪をひいたという。“霊長類最強女子”と呼ばれた吉田さんといえども風邪の症状はつらいものだが、「市販の(風邪)薬を飲んだら、それが効いてビックリしてる」と告白した。

 「今まではお医者さんにドーピングに引っかからない薬をお願いしていたが、市販薬を飲めば効くことが分かった」。現役時代は効き目の弱い薬を処方されていた。市販薬を飲むのは中学生以来だといい、「20年ぶりです」と笑った。

 今後については「これから第二の人生、レスリング一筋できたのでそれ以外のこともたくさんしたい。一度きりの人生なので色んなことを体験したい」と、あらためて意欲を示した。

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