「フェンシング・全日本選手権」（７日、駒沢体育館）

　男女フルーレの準決勝までが行われ、女子は連覇を狙うジャカルタ・アジア大会銅メダリストの東晟良（せら、１９）＝日体大＝が決勝進出を決めた。９日に東京グローブ座で行われる決勝で、ユース五輪金メダリストの上野優佳（１６）＝ＳＥＩＳＡ＝と対戦する。男子は上野の兄優斗（中大）が初の決勝進出。３年前の覇者である藤野大樹（ＤＥＮＳＯ岩手）と頂点を争う。

　大会の“顔”がしっかりと決勝進出を決めた。東は危なげなく勝ち上がり、連覇に王手をかけた。日本協会の太田会長の下、さまざまな取り組みを行っている今大会。ポスターには、東をモデルに写真家の蜷川実花さんが撮り下ろした写真が使われている。

　少し露出の多い衣装で「オフだったので、体がブヨブヨ。撮り直したい」と、乙女心をのぞかせながら「決勝に行けてよかった」と、“主役”としての役割を果たしホッとした笑顔を見せた。