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史上最重量力士・大露羅が引退 “オヤジ”故北の湖親方に感謝 第2の人生は母国で

最後の取組に臨む大露羅=両国国技館(撮影・西岡正)
仲間の力士からの花束に笑顔を見せる大露羅(左)=両国国技館(撮影・西岡正)
仲間の力士から花束で祝福され、笑顔を見せる大露羅(中央)=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲秋場所・13日目」(21日、両国国技館)

 体重292・6キロの史上最重量力士、西序二段12枚目の大露羅(35)=山響部屋、ロシア出身、本名ミハハノフ・アナトーリ・ワレリリェチェ=が21日、今場所限りで引退を表明した。0勝6敗で迎えた七番相撲、三段目樹龍(宮城野)を寄り切って有終を飾った。

 花束を受け取り、力士らから祝福され、多くの人と記念撮影。ロシア連邦ブリヤート共和国ザイグライフスキー出身。故北の湖親方(元横綱)にスカウトされ同国出身初の角界入り。00年春場所、北の湖部屋から17歳で初土俵。19年に及んだ力士人生を晴れやかに終えた。

 「外国から来て強くはなかったけど北の湖部屋に入れたのは一番良かった。一番感謝している」。

 大横綱、北の湖親方の付け人を長く務め、そばで多くを学んだ。「最初は誰だと思ったけど、すごい師匠が俺の師匠なんだ」と日本の父に心酔。15年11月に20日に死去。その1年前に「65歳の定年まで頑張る」と約束。天国の師匠が生きていれば5月16日に65歳定年となったため、約束を果たし引退を決めた。

 来日間もない頃、祖国の父が亡くなった時、師匠に「オヤジって呼んでいいですか」とお願いした。「いいよ」と返答がありそれからは師匠ではなくほとんど「オヤジ」と親愛を込めて呼んできた。

 亡くなる時もずっとそばで支えた。「弱い部分を見せなかった。『俺は大丈夫だ』と。男だな、と」と、オヤジとの思い出を話すと止まらなかった。

 今場所前の健康診断で体重292・6キロの新記録を計測した。昨夏の健診で元大関小錦の285キロを超え288キロ。自らの記録を4・6キロも更新。師匠から“一番になれ!”と受けた教えも無事に果たした。

 今後はロシアに戻り、第2の人生をスタートさせる。「日本は大好き、第2の故郷。相撲も最高」と満足の相撲人生だった。体重は少しずつ絞っており今は4キロ減り288キロという。夢の体重300キロ超えは「普通の人間はいかない。動いているからいかないよ」と、大きな顔に満面の笑みを浮かべた。

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