世界で戦うには5分台が必要 世界のマラソン事情

 「東京マラソン」(25日、都庁前~東京駅前)

 20年東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」(19年秋以降開催)の出場権と、8月のジャカルタ・アジア大会代表選考会を兼ねて行われ、男子でハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26)=ホンダ=が日本新記録となる2時間6分11秒で日本勢最高の2位に入った。02年に高岡寿成がマークした2時間6分16秒の記録を16年ぶりに更新した。

 日本陸連の瀬古プロジェクトリーダーが「日本記録が出たことはめでたいが、まだまだ世界と3分以上の差がある」と言うとおり、日本男子は世界トップから大きく後れをとっている。世界最高記録はデニス・キメット(ケニア)の2時間2分57秒で、世界では30人以上が2時間5分を切っている。

 昨年の海外主要大会の優勝タイムはパリが2時間6分10秒、ロンドンが2時間5分48秒、ベルリンが2時間3分32秒など好記録も多い。これらは全員ケニア選手で、世界歴代50傑も全員がケニア、エチオピア出身のアフリカ勢だ。世界で戦うには、2時間5分台をコンスタントに出すことが必要となる。

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