サニブラウン リレー回避へ 激走の代償…苅部コーチ「彼の将来を考えて最善の判断を」

男子200メートル決勝のレースを終え、しゃがみ込むサニブラウン・ハキーム=ロンドン(共同)
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 「陸上・世界選手権」(10日、ロンドン競技場)

 男子200メートル決勝が行われ、05年大会のウサイン・ボルト(ジャマイカ)を上回り、同種目史上最年少で決勝に進んだサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=は20秒63で7位で、日本選手団今大会入賞1号となった。03年パリ大会で銅メダルだった末続慎吾以来のメダル獲得はならなかったが、序盤から果敢に先頭を走るなど、世界にそのポテンシャルを見せつけた。

 ただ、世界トップの舞台で100、200メートル合わせて5レース走った反動は大きく、右足太もも裏をいため、後半は失速。リオ五輪銀メダルで、金メダルの期待が懸かる12日の400メートルリレーは、回避することが確実となった。レース後、サニブラウンが師事するレイナ・レイダーコーチと会談した苅部俊二短距離コーチは「この場では言えない」としつつ「我々の見解は決まっている。彼の将来を考えての最善の判断」と話し、メンバーから外すことを示唆した。

 リオ五輪銀メダルメンバーの桐生祥秀(東洋大)、飯塚翔太(ミズノ)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)の3人に、100メートルで準決勝に進出した多田修平(関学大)、ベテランの藤光謙司(ゼンリン)の5人の中から、出場メンバーを選ぶことになる。

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