カーリング日本女子、1次L突破遠のく4敗目 日韓戦で完敗「うまくフィニッシュできず」序盤苦しんだ吉村、中盤立て直すも第8Eに痛恨3失点 4試合残し過去2大会“デッドライン”に到達 残り全勝&他国の状況待ちか
「ミラノ・コルティナ五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本5-7韓国」(15日、コルティナ・カーリング五輪競技場)
日本代表・フォルティウスは世界チームランク3位の韓国に敗れ、2連敗。通算1勝4敗となり、上位4チームによる決勝トーナメント進出は厳しい状況に追い込まれた。
日本は初日の12日にスウェーデン、デンマークに連敗。14日の強豪スイス戦で今大会初勝利を挙げたが、米国には敗れて1勝3敗でこの日を迎えた。
優位な後攻で迎えた第1エンドはブランクとすると、第2エンド、複数点のチャンスを作ったが、吉村のラストショットが自身のナンバー1の石をはじいてしまい、痛恨の1点スチール。続く第3エンドも複数点のチャンスを作ったが、相手のナンバー1をはじこうとした吉村の最終投がハウス手前の自分たちの石にかかってしまい、連続スチールを許した。
それでも第4エンドはしっかりとドローを決めて2点を奪い、同点とした。第5エンドの相手の後攻は1点にとどめ、前半を2-3で折り返した。
後半第6エンドに1点を取らされる形となり、同点。第7エンドは相手に複数点のピンチだったが、吉村が圧巻のダブルテークアウトで窮地を脱し、ブランクエンドに。しかし、第8エンド、韓国のサード、キム・ミンジがミラクルショットで日本のハウス内の石を一掃。吉村が好ドローを決めたが、韓国のスキップ、キム・ウンジにナンバー1をうまくはじかれて、3点のビッグエンドを作られ、試合の流れを決定付けられた。
第9エンドに2点を奪い追いすがったが、1点ビハインド、不利な先攻迎えた第10エンドで力尽きた。
サードの小野寺は「大会の序盤に比べると少しずつ状態上がっている。もうちょっと自分たちのやりたいことを1つずつやっていきたい。状態は上がっている。それぞれの精度も上がっている。あとは自分たちのやってきたことを出して勝利につなげたい」と前を向き、吉村も「前半、私の最後のショットがうまくフィニッシュできず、2点ビハインドになってしまった。8エンド目にうまく決めきれず、相手にビッグエンドがいってしまった」と振り返りながら「でも諦めずに形を作りながらゲームを運んでいた。悔しいが諦めずに戦っていきたい。状態も上がってきている。自分たちのやりたいゲームを、いい組み立てを、ショットをつないでいきながら、1つ1つショットを繫いでいきたい」と今後を見据えた。
完全に追い込まれた。17日には今大会不調ながら同1位のカナダとの試合も残し、19日にはミュアヘッドは引退したものの前回北京大会金メダルの英国との対戦も残す。
18年平昌大会はロコ・ソラーレが5勝4敗の4位で通過、22年北京大会もロコ・ソラーレが5勝4敗で3チームが並んだ中、DSCの差で準決勝に進出した。ボーダーラインを考えれば、あとは勝ち続けて他国の状況待ちとなる。
10チームで争う1次リーグは全勝はスウェーデン(5勝0敗)のみで、メダル候補と呼ばれるチームの苦戦が目立ち、混戦状態となっている。目標に掲げたのは「金メダル」。奇跡を信じて目の前の一戦を勝ち続けるしかない。
