広島・佐々木 侍ジャパンで“プロ1号”大谷拍手!鈴木誠也から3度も祝福「夢のようです」「この試合もアピール」
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026名古屋、侍ジャパン5-3中日」(27日、バンテリンドーム)
ついに出た!広島・佐々木泰内野手(23)が27日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026名古屋、侍ジャパン-中日」にサポートメンバーとして参戦。「9番・一塁」でスタメン出場し“プロ1号”を放った。二回に柳から左翼席へ、豪快な一発をマーク。ブレークが期待される若鯉が、大舞台で記念すべき一打を刻んだ。
一振りで注目を独り占めにした。若鯉が描いた放物線を侍ジャパンメンバーが、ベンチから身を乗り出して見つめる。スタンドインを確認し、ダイヤモンドを一周する佐々木。「打った瞬間、いったと思いました」。ベンチ前で先輩たちからヘルメットをたたかれる手荒い祝福を受け、最高の笑顔があふれた。
待望の瞬間は3点リードの二回に訪れた。2死で相手先発・柳と対峙(たいじ)。カウント2-1からの甘く入ったスライダーを振り抜いた。打球は高い弾道で左翼席に着弾。「いい対応ができました」と自画自賛の一発だった。七回には追い込まれながら軽打で右前打を放ち、対応力の高さも披露した。
ベンチで試合を見守ったメジャーリーガーたちも驚く一撃だった。ベンチの後方に陣取っていた大谷と鈴木は、立ち上がって打球の行方を追いながら思わず笑顔で拍手。菊池も小さくうなずいていた。憧れの選手として名前を挙げていた鈴木からは「ナイスバッティング!」と3度も声をかけられ、「うれしかったです」。世界の舞台で戦う強打者たちとハイタッチを交わし、「夢のようです」と、忘れられない思い出となった。
記念すべき一打は自身の原点とも言える地で飛び出した。岐阜県出身で幼少期は父の影響で大の竜党。ナゴヤドームの右翼席に何度も足を運び、声をからした。プロでの目標の一つに掲げていたのが、バンテリンでの本塁打。思い出の詰まった球場での“プロ初アーチ”となった。
1年目の昨季は打率・271をマークするも、187打席でノーアーチ。「いつか出るやろ」と意識はしていなかったが、1年を振り返り、「やっぱり0(本塁打)のまま終わったのが悔しかった」。期待されているのは豪快な一発。思い描くチームの主軸の姿を目指し、昨秋から振り込んできた成果をいきなり発揮した。
「この試合も新井監督へのアピールだと思っている。まだまだだなと常に思ってますけど、よりもっと成長したいという気持ちが芽生えた。レベルの高いところで野球をやらせてもらっているので、これをシーズンに生かしていけるようにしたい」と佐々木。大舞台で放ったまばゆい輝き。成長した姿で広島へ帰還する。
