大阪桐蔭強さの理由…前主将がボクに明かした「日本一の準備」

 第90回記念選抜高校野球大会は、決勝で大阪桐蔭が5-2と智弁和歌山を下し、史上3校目の春連覇を成し遂げた。今大会はサヨナラゲームが7試合を数え、2014、16年の6試合を越えて史上最多となった。つまり僅差の好ゲームがたくさんあったという事だが、裏を返せば決勝戦まで勝ち残る事が非常に難しい大会であったとも言えるだろう。

 そんな中、優勝を果たした大阪桐蔭の強さとはどこにあるのだろう。もちろん投打共に全国トップレベルであるが、特に走塁の意識の高さは群を抜いていると思った。ただのレフト前ヒットだとしても打者は必ず一、二塁間真ん中辺りまでせり出し、スキがあれば次の塁を狙うというプレッシャーをかける。

 決勝戦を振り返る。2-0と智弁和歌山リードで迎えた四回裏。大阪桐蔭の攻撃は無死満塁から石川がショートゴロ。ゲッツーかと思われたが、セカンドの高瀬は送球を急ぐあまり捕球ミスをしてしまい、一つのアウトも取れずに1点を献上してしまう。この回、先頭バッターだった4番藤原がピッチャーのグラブをかすめたセカンドゴロを全力疾走でセーフにした事がいい“フリ”になっていたのだろう。つまり、ただセカンドが慌てたのではなく、走力によって慌てさせたのだ。

 智弁和歌山の林が準決勝・東海大相模戦の八回にライトフェンス直撃の2点タイムリーを放ち、黒川の同点打を呼び込んだという事があったが、そもそもあの当たりでシングルヒットというのがおかしい。ホームランだと思いバットを高々と放り投げ走っていた。きっと大阪桐蔭の打者ならセカンドベース上にいただろう。

 以前、大阪桐蔭の福井前主将に強さの秘密は?とたずねた事がある。すると「日本一の準備」という答えが返ってきた。一人一人がとてつもない天才という訳ではなく、今やれる事を全力で、最後の夏に全国制覇するためにはどういう準備がいるのかを常に考え、日々を過ごしているというのだ。

 その試合を万全で迎えるための準備に関しては日本一の自負があると、そしてその準備さえできていれば自信を持って堂々と試合に挑めるという。

 惜しくも準優勝に終わった智弁和歌山だが、林、文元、冨田、黒川と超高校級のスラッガーをそろえる強力打線。そして、2年生の池田も大阪桐蔭打線を6回2失点に抑え自信になったはず。例えばこのチームに大阪桐蔭のような意識の部分が注入されたなら、果たしてどんなバケモノチームが出来上がるのだろう…という勝手な妄想に思わず笑みがこぼれる。

 さぁ、最後に今大会を盛り上げてくれた全ての高校球児と高校野球ファンの皆さまありがとうございました!

 そして、改めまして、大阪桐蔭全国優勝おめでとうございます!

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