広島の中村奨成が初回、竹丸から先頭打者初球本塁打を予告?安仁屋宗八氏「思い切りのよさが持ち味」

 「広島1-2巨人」(23日、マツダスタジアム)

 広島は初回、中村奨成外野手(27)の先頭打者本塁打で先制したものの、守備の破綻が原因で逆転負けした。1点リードの五回1死二、三塁から、三塁ゴロを処理した佐々木の本塁への送球を持丸が弾く失策で2失点し、そのままズルズル。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「たった1点では苦しい」としながらも、竹丸の出鼻をくじく中村の一撃を称賛した。

   ◇   ◇

 初回、先頭打者の中村奨成が内角高めの直球を狙っていたかのようなスイングで本塁打にした。

 試合前、ベンチで話した時に“今日は絶対に初球からいきます”と予告していたのだが、まったくそのとおり。でもホームランとはね。ちょっとビックリだけど、この思い切りのよさが彼の持ち味ですよ。

 五回の左飛も大きな当たりだった。これも内角の直球だったが、低めの難しいコースをうまくさばいたもの。再登録されたあとは左の好投手から打っている印象が強く、今後へ向けていいアピールになったのではないかな。

 だけど、その本塁打による1点だけに終わってしまっては、なかなか勝ちきれるものではない。

 逆に存在感の薄い選手が、終盤になってようやく1軍へ昇格した末包。本塁打こそ1本記録したが、その後は尻すぼみ。来季を考えればここが正念場となるのか。本人も自覚していると思うが、残りの試合でいい印象を首脳陣に植え付けないといけない。

 (この日の末包は3番・右翼で先発出場し、3打数無安打、1四球。七回の打席では1死一塁で遊ゴロ併殺打に倒れた。今季は通算で16打数2安打、1打点、1本塁打)

 五回の持丸のエラーは一気に2人の走者が還ってきただけに痛かった。三塁からの送球を捕球できず失点につながった。なにも難しくないノーバウンドの返球だからね。持丸はまだ若くてこれからの選手だが、課題ははっきりしている。パスボールを含めた“守備力”の向上。これに尽きる。

 リード面では成長していると思う。この試合でも床田のよさを引き出していた。あとはキャッチングですよ。とにかく腕を磨くこと。あと10試合だからね。持丸に限らず中堅、若手選手は残りの試合を大事に使ってほしいね。

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