【安仁屋宗八氏の眼】広島完封リレー こういう試合ができれば最下位にいることはない 玉村の緩急、大瀬良も見事
「ヤクルト0-3広島」(14日、神宮球場)
広島は連敗を3で止めた。初回に坂倉将吾の適時二塁打と佐々木泰の適時打で2点先行。七回はエレフリス・モンテロが12号ソロ。先発・玉村昇悟が六回途中無失点で2勝目。2番手の大瀬良大地が3651日ぶりのホールドを記録した。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は完封リレーの投手陣に、最下位脱出の道筋と指摘した。
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先発の玉村は緩急を巧みに使い、持ち味を存分に発揮した。緩いカーブを効果的に織り交ぜたことで、直球も球速以上に速く見せることができていた。石原のリードも良かった。内角を意識させながら打者の目先を変え、玉村もその要求にしっかり応えた。
ポイントは、2点リードの四回2死満塁の場面。赤羽にファウルで粘られてフルカウントからの12球目は、内角へ最高のスライダーを投げ込み見逃し三振に仕留めた。あの一球が、久しぶりの勝利投手につながった。
六回1死三塁のピンチで登板した大瀬良も見事だった。内角を突いて増田を捕飛、続く岩田は3球勝負で見逃し三振。先発時には少なかった内角球を、救援に回ってから使えていることは大きい。故障明けで起用には慎重さも必要だが、これだけの投球ができれば、今後も重要な場面を任せられる。
大瀬良がピンチをしのいだ直後の七回にモンテロの本塁打が生まれた。これが野球の流れというものだ。
高、森浦も三者凡退の好投で完封リレー。こういう試合ができれば、今の位置(最下位)にいることはない。
