【横山竜士氏の眼】広島勝ちパターンで計算できるターノック 3位争いを勝ち抜く上で形が見えてきた
「広島3-2DeNA」(26日、マツダスタジアム)
広島が3連勝。八回に相手失策で2点勝ち越した。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏が、2カ月ぶりに1軍登板し1回を三者凡退に抑えたフレディ・ターノック投手を「勝ちパターンの一角」として期待を寄せた。
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右股関節痛で離脱していたターノックの復帰は、今後の戦いに明るい材料となった。六回にマウンドへ上がると、牧、筒香、エンカーナシオンというDeNAの主軸を三者凡退。筒香からは最速158キロの直球で空振り三振を奪った。1回に力を集中させた投球は迫力があった。勝ちパターンの一角として十分に計算できる。
ここまで救援陣は連戦の中で登板が増えていた。ターノックが加われば負担を分散できる。この日、遠藤を休ませることができたことも大きい。9月は変則的な連戦も控えるだけにリリーフ陣の厚みは3位争いを勝ち抜く上で重要になる。
開幕当初とは投手陣の配置も変わった。先発だったターノック、岡本が救援に回り、リリーフだった鈴木は先発としてこの試合でも好投し、計算できる存在になった。
今季は栗林と岡本が先発に回り、救援陣が手薄となり配置転換がかみ合わない時期もあったが、高や遠藤が勝ちパターンに定着し、森浦の復調など今はそれぞれの役割が固まりつつある。
開幕から試行錯誤してきた投手陣が、ここにきてかみ合い「守り勝つ野球」ができるようになった。3位争いに向け、チームの形が見えてきた試合だった。
