広島・ドラ2斉藤汰 「緊張はしました」も冷静に1回0封デビュー 平川&勝田で劇的勝利「いや、もうすごかったです」

6回、ピンチを無失点で抑え、ベンチに戻る斉藤汰
力投する斉藤汰(撮影・北村雅宏) 
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 「広島6-5中日」(27日、マツダスタジアム)

 拍手を浴びながら、マウンドを降りた。開幕戦で訪れたプロ初登板。広島のドラフト2位・斉藤汰直投手(亜大)は、強竜打線に得点を与えなかった。「初登板ができて良かったなと思います」。1回1安打無失点。役目を遂行する14球だ。

 床田に代わり、出番は六回に来た。「緊張はしました」。先頭の石伊を一ゴロに打ち取るものの、村松には中前打。柳の犠打で、2死二塁のピンチを背負った。いきなり訪れたピンチ。それでも冷静に腕を振った。

 打席には、二回に中前適時打を放っているカリステだ。変化球を2球続けると、3球目は149キロの直球。球威で勝り、中飛に打ち取った。直球は150キロ超を連発。パワーピッチャーの本領を発揮した。

 どこまでも高い向上心が頼もしい。投球の幅を広げるため、ハーンやターノックにスライダーの教えを請うている。「(目指すのは)真っすぐに見えて、速いスライダーです」。カットボールを得意として操るものの、右打者から空振りを奪うのが目的だ。

 21日のソフトバンクとのオープン戦では、右打者ではなかったが、柳町を見逃し三振に仕留めた1球。新たな武器を手にしつつある。

 九回に同1位・平川(仙台大)が起死回生の同点2点適時打を放ち、延長十回には、同3位・勝田(近大)が右翼線へ、開幕戦勝利をもたらすサヨナラの一打を放った。「いや、もうすごかったです」。劇的勝利に、自身も勇気をもらった。

 「もう、なんかスッと終わった感じ。一度、投げられたことで、次はもう少し楽に入れるとは思う。どんどん成長したい」。スタンドから歓喜の声が響くベンチ裏の通路で、背番号11は。力を込めた。

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