広島がルーキーの活躍で敗色濃厚試合を追いつき、サヨナラ勝ち!安仁屋宗八氏「並の新人ではない」

 「広島6-5中日」(27日、マツダスタジアム)

 広島が延長十回2死一、二塁からドラフト3位・勝田成内野手(22)の右前打でサヨナラ勝利を収めた。九回にはドラフト1位・平川蓮外野手(21)が同点に追いつく2点打。開幕試合からいきなり新人2人の活躍に、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「彼らは並の新人ではない。精神力が本当に強い」と舌を巻いた。

◇  ◇

 九回裏の攻撃が同点止まりとなり、延長に突入した段階では“ここまでかな”という予感がしたものだ。過去にはそういうケースが多いからね。追いつくのが精一杯というやつですよ。

 ところがこの日のカープは違ったね。まだまだ力が残ってた。

 (広島は九回表に3失点し、この時点で1-5の敗色濃厚試合。だがその裏、代打モンテロの2点打で2点差とし、なおも一死一、二塁から平川が左線へ二塁打を放って追いついた)

 同点打を放った平川はボール3から打ちにいったが、この積極性がよかったんだと思う。普通なら待つのかもしれないけど、彼は違うんだな。歩こうと思っていたら逆に打てないということですよ。

 オープン戦でしっかりとした成績を残して自信をつけていたようだが、この一打はさらに大きな自信になったんじゃないか。

 レフト線へポトリと落ちる、ややラッキーなヒットではあったが、勝負強いというか根性があるというか。ベンチの期待にしっかりと応えたね。

 初めての公式戦が本拠地での開幕試合ということで、最初は固くなっているように見えたが、5打席目で気持ちも体もほぐれていたのかもしれない。

 延長で最後に決め勝田も立派だ。それまでの4打席はいずれも凡打に倒れていたが、彼も同じように慣れてきていたんでしょう。

 この2人は並の新人ではないね。開幕からこんなゲームをやるなんて、精神力が本当に強い。これは大きな勝利になったと思う。オープン戦から彼らを信じて使い続けてきた新井監督も大したもんだ。

 信じて使い続けるというのは新井監督のいい面でもあり、悪い面でもあるんだけどね。我慢の男の真骨頂だが、それが功を奏したというのかな。

 新人に期待しすぎるのもよくないが、ベテランをうまく起用しながら、いいチームを作っていってもらいたいね。

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