広島・ドラ3勝田プロ初安打がサヨナラ打!ドラ1平川プロ初安打が同点打「最高で~す!」 新人コンビで30年ぶり開幕戦サヨナラ勝ち
「広島6-5中日」(27日、マツダスタジアム)
プロ野球は27日、セ・パ両リーグの公式戦が開幕した。2年連続の本拠地開幕となった広島は中日に劇的なサヨナラ勝利を収めた。ドラフト3位・勝田成内野手(22)=近大=がサヨナラ打を放ち、同1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=が土壇場の九回に同点の2点適時二塁打。新人コンビがチーム4年ぶりの開幕戦勝利に大きく貢献した。
水が舞って、ナインが飛びはねていた。狂喜乱舞のグラウンド上、その中心にいたのは勝田だった。延長十回にサヨナラ打。九回には平川も起死回生の同点の2点適時打を放った。ともにこの一打がプロ初安打だから驚きだ。1996年以来、球団30年ぶりの開幕戦サヨナラ勝利は新人コンビのバットによって成し遂げられた。
プロデビュー戦で初めてお立ち台に上がると、勝田は「うれしいです」と声を張り上げ、平川は「最高で~~す!!」と両手でマイクを持って絶叫した。九回表終了時で4点ビハインドからの大逆転劇。スタンドを埋めた鯉党はルーキーズの頼もしすぎる姿に大歓声をあげた。
5-5で迎えた延長十回は2死一、二塁で勝田に打席が回って来た。前の打席まで4打数無安打。2点を追う四回2死満塁では二ゴロに倒れて天を仰いでいた。「チャンスで2回凡退したので、三度目の正直だと思って気合を入れて打席に立った」。強心臓で振り抜いた打球はライナーで右翼線を抜いていき、歓喜の渦へカープを誘った。
野球人生初のサヨナラ打。「夢かなと思います。まさかあそこで本当に打てるとは。びっくりしています」と興奮冷めやらぬ様子で振り返った。
劇的サヨナラ劇の序章として1-5の九回に打線が奮起した。モンテロの2点適時打で追い上げると、平川が左翼線に落ちる同点の2点適時二塁打。「打席に入る前に(佐々木)泰さんと秋山さんにバットを持ってもらったので、『打てるぞ』と思って打席に入った」。先輩たちの力も借りて起死回生の打球を放ち、二塁上では雄たけびをあげた。
新人が2選手、開幕スタメンに名を連ねるのは、ドラフト制後では球団史上初。さらに平川は球団史上初となる新人の開幕1番起用だった。その中で、勝田は球団初の新人サヨナラ打。記録づくめの開幕戦となった。
サヨナラ機でも無安打だった勝田に代打を送らなかった新井監督は「期待していました」と語り、平川に対しては「蓮も3ボールからあの状況で振れるというのは、並の新人ではない」と評価した。
平川は勝田のことを「かわいくて面白いやつです」と語り、勝田は平川のことを「頼もしい同期」と笑った。この2人が旋風を巻き起こす。





