広島・中村奨 来季目標は2桁盗塁 理想の1番打者へ足でも攻める「もうちょっと増やしたい」

 足でも攻める!広島・中村奨成外野手(26)が28日、広島市の広島テレビ2階コンベンションホールメインホールでトークショーに臨み、来季の目標の一つに「2桁盗塁」を掲げた。10月には右足首を手術したが、回復具合は順調でリハビリもすでに終了。今季の2盗塁からステップアップし、リードオフマンとしての地位を確立する。

 頼れる1番打者になるために、中村奨は進化の速度を緩めない。年内最後のイベント参加を終え、視線はすでに来季へと向いている。「1番(打者)でやっていくんだったら、盗塁も大事になってくるんで、もうちょっと盗塁も増やしたい。2桁は走りたいですね、やっぱり」と走塁面でのレベルアップを誓った。

 今季終了直後の10月に右足首を手術したが、「僕はそこを言い訳にしたくない」と負けん気をにじませる。すでにリハビリを終了しており、ランニングも再開済み。「10、11月は(手術で)練習できてない分、他の選手よりやらないといけない。年末年始なんてないですよね。ちょっとでも時間があればバット振って、足の不安があるから走って。そこはおろそかにしないように」とイベント出演が多いオフでも自らを律する。

 今季は2盗塁にとどまり、盗塁失敗は6だった。「(今季の)途中から盗塁のサインも出してもらえなくなった。そこは僕の力不足」と受け止める。盗塁は単純な脚力と同等に、技術やメンタルもかみ合って初めて成功するもの。「(羽月)隆太郎や大盛さんを見ても、投手を研究して『これだ』っていう理由がある中でスタートを切ってる」。来季は打撃のみならず、走塁も研究して盗塁を増やしていく覚悟だ。

 この日は単独でのトークショーに臨み、約100人のファンと交流を楽しんだ。「また来年活躍して、イベントにたくさんの人が来てくれるようになればいいかなと思います」。直接受け取ったエールや期待を力にしながら、さらなる飛躍への準備を進める。

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