広島・新井監督 怒りにじむ自力V消滅敗戦 玉村背信6失点「もう本人に聞いて」 坂倉は怠慢走塁で懲罰交代「1回や2回ではない」

 2回途中、7安打6失点で降板する玉村(右)=撮影・佐藤厚
 悔しさをにじませながら引き揚げる新井監督(撮影・佐藤厚)
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 「ヤクルト8-7広島」(20日、神宮球場)

 負の流れが止まらない。広島が最下位ヤクルトに連敗し、今季87試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。新井貴浩監督(48)は乱打戦での敗因となった先発・玉村を突き放し、捕手・坂倉の怠慢走塁に怒りをにじませた。6試合を残して7月の負け越しも決定し、チームは正念場に立たされた。

 試合終了直後にベンチを出てきた新井監督からは抑えようのない怒りの感情がにじみ出ていた。期待を込めて送り出した若手左腕が背信の投球を見せ、チームの主軸を託した扇の要は怠慢走塁。貧打に苦しむ打線が意地で7点も奪ったのに負けた。歯車はかみ合わないまま、首位・阪神とは12・5差に拡大して自力優勝の可能性が消滅した。

 選手を責めず、どんな時でも前を向き続けるいつもの姿ではなかった。二回途中6失点(自責5)でKOされた玉村についての評価を求められると、「もう本人に聞いて」と語気が強まった。将来性も見込んで開幕ローテーションに組み込み、ここまで起用し続けてきた。前回登板の12日・中日戦で5回5失点の敗戦投手となった後も迷わず今回の登板を託した。

 それなのに…。この日は打線が初回に3点を先制。勢いに乗りかけたが、その裏にオスナにバックスクリーンへの3ランを浴びてリードを吐き出した。二回には再び味方が勝ち越すも、またして直後に3失点して、逆に2点のリードを与えた。2イニング続けて援護を守り切れない姿を前にして、ついに指揮官の堪忍袋の緒が切れた。

 そんな矢先、火に油を注ぐようなプレーが起きた。逆転された直後の三回2死で坂倉が捕手頭上へのフライを打ち上げ、一塁方向には走らず、三塁ベンチへと歩いた。捕手はファウルゾーンで捕球して結果は捕邪飛。ただ、ベンチの新井監督はこのプレーを見逃さなかった。

 「ある程度走っておかないと。キャッチャーフライだったけど、明らかなファウルではないから。万が一、風で(ボールがフェアゾーンに)入ってくるかもしれない。全力で走っておけとは言わないけど、ある程度走っておかないと」。看過できない立ち振る舞いを目にして、初回で適時打を放っていた坂倉を三回の守備から石原に代えた。

 指揮官は「走塁に関して注意しているのは1回や2回ではないから。だから…代えました。やっぱり打った打たないではなしに、走る姿は取り組む姿勢が1番出るところだから。だから代えた」と説明。最後は「以上!」と報道陣の問いかけを断ち切る形でグラウンドを後にした。借金も新井政権ワーストの「6」にまで拡大。厳しい状況に拍車がかかってしまった。

 ◆自力優勝の可能性が消滅… 阪神が巨人に勝ち、広島がヤクルトに敗れたため、広島の自力優勝の可能性が消滅した。広島が残り56試合全勝で94勝44敗5分け、勝率・6811。一方、阪神が広島との残り10試合を全敗しても、その他の試合で全勝すれば(残り54試合を44勝10敗)、97勝44敗2分けで勝率・6879となり、広島は上回ることができない。

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