広島・佐々岡監督 青柳対策の左打者7人は不発「右は厳しいという判断の中で並べた」

選手交代を告げる佐々岡監督(撮影・吉澤敬太)
6回、松山は遊飛に倒れる(撮影・山口登)
5回、森下はスクイズをするも失敗する(撮影・山口登)
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 「阪神1-0広島」(30日、甲子園球場)

 雨で試合開始が45分遅れる中、阪神・青柳、広島・森下の投手戦。0-0の八回、3番手・ターリーが2死無走者で大山に3ボールからの155キロを左翼スタンドに運ばれた。森下は6回無失点の好投も援護なく、自己最多の11勝目はお預けとなった。

 佐々岡真司監督はターリーについて「一発を避けないといけないのは当然。3ボールにしたというところ。一発は絶対に避けないといけない。慎重にいってほしかった」と苦言を呈した。

 打線は初対戦の青柳に対して、マクブルームをベンチに下げ、1番から7番まで左打者を並べたが不発に終わった。

 「今年、本当に真っすぐが強い、真っすぐで空振りを取れるというところで、防御率1点台。だから、なかなか右(打者)というのは厳しいという判断の中で左を並べた。そういう策を取ったけど、さすがにというところ。(青柳は)ここ何試合か、ちょっと球自体は荒れていたけど、今日は力もあった。なかなか攻略しづらい…これだけ勝っているピッチャーは当然」

 森下も雨の中で粘りの投球を見せた。

 「コンディションが悪い中でしっかり試合を作ってくれた。打線が何とかというところだけ」

 森下は七回の攻撃、ベンチ前でキャッチボールをする場面もあった。

 「そこまで(コンディションが)悪い中でずっと踏ん張ってくれた。代える気持ちがあった(中での判断)」

 この日から体調不良で外れていた秋山が出場選手登録も出番はなかった。

 「いいところで、とは考えていたけど、そういうところで回らなかっただけであって。準備はしっかりと。まぁまた明日」

 31日は九里が先発する。

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