「ウエスタン、広島３－２中日」（２日、由宇球場）

　広島に入団した秋山翔吾外野手（３４）＝前パドレス傘下３Ａエルパソ＝が２日、ウエスタン・中日戦に「３番・左翼」で先発出場。初回にいきなり適時二塁打を放ち、存在感を発揮した。

　初回１死一塁。１ボールから中日先発・橋本の直球を捉えて、左中間への先制適時二塁打。移籍後“初安打”に、ファンからは割れんばかりの拍手が注がれた。続く三回は１死一塁から四球。低めの変化球で誘われたが、しっかり見極めて好機を拡大した。五回の守備から退き、“デビュー戦”は１打数１安打１打点だった。

　試合後、秋山は「ケガもなく、まず終わったので第１段階としては良かったのかなと思います。これからどんどんイニングを伸ばしてもらったり、いろいろ調整していきたい」と意気込んだ。

　この日の観衆は平時より多い１１６０人。大きな拍手を受けた「こうして球場に足を運んでくださった方にもすごく感謝していますし、またいいプレーが見せられるように」と力強く誓った。