【安仁屋氏激アツエール】昨季とは違う采配を振る覚悟がある。ササ、頑張れ

 広島の佐々岡真司監督(54)とカープOBでデイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(77)が2年ぶりの新春対談だ。昨季は3年連続Bクラスと悔しい1年に終わった。今季は4年ぶりの優勝を目指すシーズン。昨季からの巻き返しを誓う指揮官に、安仁屋氏も激アツエールを送った。

  ◇  ◇

 佐々岡監督は今季3年目を迎えた。新型コロナウイルスの影響で先が見通せないが、延長12回に戻れば同点の場面でも栗林の投入も考えていると言っていた。勝つために昨季とは違う采配を振る覚悟がある。優しい言葉の中にも勝ちたいという思いがしっかりと伝わってきた。

 鈴木誠が抜ける穴は確かに不安だろう。でも必ず誰かが出てくる。また、その代わりを見つけて託すのも監督の役割だ。菊池涼以外の選手はレギュラー白紙という話があった。どんどん競争をさせてほしい。若い力を伸ばしてやることが、チームのためになる。

 キャンプでの投げ込みが少ないと思っていてくれたのも良かった。その時代、時代によって練習方法が変わってくるのは確かだ。でも投手の原点は投げること。投げてフォームを体に覚えさせたり、直球を磨いたりするのはいつの時代も同じだと思う。自信を持ってマウンドに上がるためにもしっかり投げ込んでほしい。

 栗林につなぐ勝ちパターンメンバーの再編や先発ローテの構築が優勝には欠かせない。ワシも精いっぱい応援する。ササ、頑張れ。

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