広島・佐々岡監督 不振クロンに「聞く耳を持って」 右肩下がる悪癖改善へ

最後まで室内練習場で練習し引き揚げるクロン 
クロンの打撃フォーム 
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 13日のヤクルト戦(神宮)が雨天のため中止となった広島。佐々岡真司監督(53)は打率・225と低迷するケビン・クロン内野手(28)に奮起を促し、モデルチェンジの指令を下した。上位進出には助っ人の活躍が必要不可欠。こだわりを捨て、周囲の意見を取り入れ、打力アップへの道を探ることを求めた。

 信頼を寄せているからこそ、言葉には自然と熱が帯びていた。佐々岡監督が不振にあえぐクロンに奮起を促した。「本人が変わるという意識を持ってやるか。葛藤しているところはあると思う。ただ、日本で成功するには聞く耳を持ってもらうことも大事」と教えを吸収することの大切さを説いた。

 開幕前は4番候補にも挙がった新助っ人。だが、ここまで26試合の出場にとどまり、3本塁打、7打点、打率・225と低迷。12日のヤクルト戦は初めて5番に座るも打線のカンフル剤にはならなかった。「結果が出ていないのは非常に責任を感じている」とクロンは厳しい表情を浮かべた。

 この日は室内練習場で首脳陣とフォーム改善について会話を交わした。スイング時に右肩が下がる悪癖がある一方、一貫して自らのスイングにこだわりも見せているクロン。そこにどう折り合いをつけ修正するかが今後の課題だ。指揮官は「状態を上げてもらわないとメスを入れないといけなくなる。そこをどう受け入れるか」と柔軟な思考で助言を取り入れることを求めた。

 「今できることをやって頑張るしかない」と巻き返しを誓ったナイスガイ。変わる勇気も持ちながら浮上のきっかけをつかむ。

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