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広島・玉村 被弾…またプロ初星お預けも5回2失点&プロ初H奮闘

中日打線を相手に力投する先発の玉村 
4回、ビシエド(左)に先制2ランを浴びた玉村
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 「中日2-0広島」(9日、バンテリンドーム)

 広島の玉村昇悟投手(20)が一発に泣き、2敗目を喫した。0-0の四回、ビシエドに中越え2ランを被弾した。プロ初登板初先発した前回4月29日のDeNA戦(マツダ)でも、四球直後に本塁打を許した。課題が残った2度目のマウンドだ。それでも5回3安打2失点は次回につながる内容。3度目の登板でプロ初勝利をつかみ取る意気込みだ。

 中堅方向に伸びる白球を、玉村は目で追った。打たれた瞬間に覚悟はしていた。打球はスタンドの最前列に飛び込む。最も警戒していた一発。ビシエドに痛恨の先制2ランを被弾した。

 「もう少し厳しいコースというか、投げ切った方が良かった。簡単に(ストライクを)取りにいったというのがある」

 0-0の四回だ。先頭の福田に四球を与えた。先頭打者の出塁を許すのは、この回が初めてだった。続いて4番との対戦。外角を狙った初球スライダーが真ん中に入った。失投を百戦錬磨の長距離砲は逃してくれない。パワーで中堅席に運ばれた。

 助っ人への初球は細心の注意が必要。加えて四球直後の状況だった。プロ初登板初先発した前回4月29日のDeNA戦でも宮崎への四球後、ソトに2ランを許していた。

 チームは5位に転落。佐々岡監督は「ああいうところは勉強するところ」と反省を促した。一方で「まだまだ楽しみ。次しっかりというところ」と5回3安打2失点の内容を評価した。打線の援護にも恵まれず初勝利はお預けとなったが、今後も1軍で先発させることを示唆した。

 柳と堂々と投げ合い、手応えを感じた登板でもある。「思ったところに投げられた」と若鯉。140キロ台前半の直球で詰まらせ、カーブではタイミングを外した。精神面でもたくましさがあった。本塁打直後は気持ちを切り替え高橋周、阿部らを打ち取った。バットでは三回、左前打を放ちプロ初安打を記録した。

 この日は母の日。幼少期、厳しくも温かい言葉などに、今は感謝の思いが尽きない。「片付けとか時間を守るとか、当たり前のことを言われてきた。試合中の態度もそう。そこは身についています」。この日、届けられなかった記念星。次回登板で必ずプレゼントする意気込みだ。

 「課題は変化球。どういうふうに振らせられるか。(次は)良い試合をつくれるように頑張りたい」。苦しい先発陣の台所事情に新たな風を吹き込んでいる。失敗を恐れず左腕を振り抜く先に、プロ初勝利が待っている。

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