広島・島内 ラプソードで改良!充実のブルペン120球 修正に手応え

 広島の島内颯太郎投手(23)が21日、変化球のリリースポイント修正に手応えを感じていることを明かした。この日は廿日市市の大野練習場でブルペン入り。強化指定選手として3軍で課題に取り組み、克服を目指す毎日だ。

 島内がブルペンで躍動した。投球練習の終盤には、3月上旬から投げ始めたカットボールを連投する場面もあった。「真っすぐと同じ場所で離せるようになってきた」。充実感いっぱいに投げた120球だった。

 今季が2年目の右腕は春季キャンプを2軍でスタート。現在は強化指定選手として、3軍で自身の課題と正面から向き合う。それが変化球を投げる際のリリースポイントだ。

 回転数などを数値化できるラプソードで計測したところ、直球と変化球で違いがあった。直球が地面から高さ1・7メートル台で離しているのに対し、変化球は1・6メートル台。低い位置でリリースしていたことが分かった。

 「制球しようとして、変化球は肘を抜いたような投げ方になっていたんです」。わずかな違いでも、打者からすれば球種を特定するカギになる。修正が必要だった。

 試行錯誤を重ね、左足を上げたときに間を作るなどフォームの見直しを行った。「良くなってきました」。投げ急ぎもなくなり、変化球を直球と同じ高さとタイミングで投げられるようになってきた。

 新たな開幕日の見通しは立っていない。それでも「ずっと時間があるわけじゃない。課題を克服したい。集中してやっていく」。肩のアイシングをしながら前を向いた。

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