島内“中崎塾”から飛躍だ 目指すは「勝利の方程式」入り

 広島・島内颯太郎投手(23)が28日、来年1月に三重県内で中崎翔太投手(27)と合同自主トレを行うことを明かした。共に参加する塹江を介し、先輩から誘いを受けて即答。期間は約1週間の予定で、来季は勝利の方程式入りを狙う右腕は「中継ぎで1年間やっていく上での準備や心の持ち方を聞いていきたい」と目を輝かせた。

 大卒1年目の今季は救援で25試合に登板し、0勝0敗、防御率4・40。僅差のリードでの登板もあったが、その好機をつかみ切れなかった。2度の2軍降格もあり「1年間1軍に帯同する難しさを痛感した」という。それだけに、昨年までのリーグ3連覇に守護神として貢献した経験豊富な中崎は最高の教材となる。

 重要視するのは、いかに持ち味の直球を思い通り投げられるかだ。「試合の中で平常心でいられることが少なかった。落ち着いて投げている時は自分の球を投げられた」。安定感を生み出す精神力を備え付けるためにも、中崎の考えを貪欲に吸収していく。

 今秋キャンプには下半身のコンディション不良で参加できず、来春キャンプへの思いも強い。「初日からしっかりアピールしたい。来年は安心して送り出してもらえるような投手になりたい。七、八、九回の勝ちの展開で結果を出せる位置に残りたい」。志高く、中崎塾に入塾する。

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