フランスア 来季は「守護神」一本で勝負 母国ドミニカWLで修業へ

 広島のヘロニモ・フランスア投手(26)とアレハンドロ・メヒア内野手(26)が11日、広島空港からドミニカ共和国へ帰国した。フランスアは母国のウインターリーグに参加予定で、守護神修行に挑む。昨オフは先発への意欲を示したが、来季は守護神一本で勝負。V奪回へ、佐々岡新監督の下、フル回転する覚悟だ。

 守護神定着へ、フランスアが実戦漬けのオフを送る。母国ドミニカ共和国で開催されるウインターリーグへの参加を決断。「試合のいろんな状況で経験を積みたい。ドミニカの高いレベルの中で、クローザーを経験したい」と声を弾ませた。

 未練を断ち切った。昨オフは先発への思いを口にしたが、セットアッパーで迎えた今季は、中崎の不調でシーズン途中に守護神へ昇格。チームトップの67試合に登板して8勝6敗12セーブ、防御率2・76の成績を残した。「初めての経験だったけど、アジャストできた。とてもいい経験ができた。来年はもっと良くなると思う」と手応えをつかんだ。

 9日の秋季練習初日には、佐々岡新監督から「ドミニカでは体をケアして、来季へ向けてしっかり準備してほしい」と期待をかけられた。2軍時代から指導を受ける新指揮官へ、恩返しの思いは強い。「チームが必要とすれば2イニングでも投げるよ」と言い切った。

 ウインターリーグには同僚のメヒア、ドーピング違反でNPBから6カ月の出場停止処分を受けたバティスタも参加予定。「2人には真っすぐで勝負するよ」。ペナント奪回へ、ドミニカンの奮闘は欠かせない。レベルアップを遂げて日本に帰ってくる。

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