8連勝で今季初の単独首位!5月は驚異の勝率8割超 野村3勝目&菊池涼V打

 8連勝に歓喜する広島ナイン
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 「広島3-2中日」(21日、三次きんさいスタジアム)

 広島が今季2度目の8連勝。快進撃が止まらず、ついに今季初の単独首位に浮上した。最終回の大ピンチをしのぎ、鯉党はお祭り騒ぎとなった。

 先発野村が持ち味を発揮して3勝目。低めを丁寧に突き、12個のゴロアウトを奪った。唯一のピンチは二回。連打で1死一、二塁とされたが、加藤、大野雄を抑えて無失点。三回以降は完全投球を披露した。

 九回は守護神・中崎が1死から福田に7号ソロを被弾。さらに高橋の適時二塁打で1点差に迫られた。最後は2死満塁と攻められたが、松井雅を抑え、何とか逃げ切った。

 打線は0-0で迎えた五回、3連打で2死満塁の好機を作り、菊池涼が左前に決勝の2点適時打。試合前の得点圏打率がリーグトップ・452の2番打者が、この日も勝負強さを示した。八回には代打・松山が押し出し四球を選び、貴重な追加点を奪った。

 リーグ3連覇中の王者。開幕直後は不調で、一時は借金8を背負った。4月終了時点で12勝15敗、勝率・444で5位。だが、5月はここまで13勝3敗1分け、月間勝率・813と快進撃が止まらない。

 一方、中日は反撃及ばず、借金5。先発大野雄は7回2失点と力投したが、打線の援護に恵まれず、3敗目を喫した。

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