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天谷 引退 忘れない10年ザ・キャッチ 鯉一筋17年 俊足巧打で魅了

 広島は27日、天谷宗一郎外野手(34)が今季限りで現役を引退すると発表した。本人が球団に申し入れ、了承された。若手の台頭でここ数年は出場試合数が減り、プロ17年目の今季はここまで1軍出場はなかった。通算843試合に出場して打率・255、493安打、81盗塁。10月4日に引退会見を行い、同日の巨人戦(マツダ)に出場する見込み。

 天谷が17年間の戦いに幕を下ろす。この日、球団から今季限りでの現役引退が発表された。由宇練習場でのウエスタン・ソフトバンク戦を終え、廿日市市の大野練習場に戻ってきた背番号「49」は「9月に入ってから決めた。若い選手に負けないようにと思ってやってきたんだけど。昔の自分と比べると、思うように動けなくもなっている」と引退理由を説明した。

 3年目の04年に1軍デビュー。昨季まで14年連続で1軍出場してきた。だが近年は、丸、鈴木がレギュラーを獲得し、今季は野間が急成長を遂げた。世代交代の波が押し寄せ、徐々に出場数は減り、今季は1軍出場がなかった。

 「今年1年、1軍に上がれなかった。丸や野間がケガをしたときも。そういう感じかなと思った」。左の外野手が求められた時期でも声がかからなかった。引退の2文字が脳裏をよぎった。

 俊足好打の外野手として活躍した。マーティー・ブラウン政権時代の08年には自己最多の135試合に出場。10年8月22日の横浜戦では、フェンスによじ登って本塁打性の打球をキャッチ。観客の視線を独り占めした。

 同年8月4日の横浜戦では中堅・赤松が同様にフェンスを駆け上がって本塁打性の打球をキャッチ。翌11年の開幕前には2人のプレーを模した「跳べ!天谷くん赤松くん」人形が作られ、来場者を楽しませた。

 年齢を重ねて満身創痍(そうい)。ここ数年は座骨神経痛に悩まされ、本来のスイングができないときがあった。それでも懸命にグラウンドに立ち続けてきた。「2軍スタッフにも気を遣ってもらい、ありがたい」。28日に由宇練習場で行われるウエスタン最終戦のソフトバンク戦にスタメン出場する予定だ。

 10月4日にマツダスタジアムで引退会見を行い、同日の巨人戦に出場する見込み。「カープに育ててもらった。感謝の気持ちがある。もう少し一緒にやりたい」。思いを込めて最後の試合に臨む。

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