ユニホームの着こなしに感じた野球センス…松本スカウトが語る野間

 「広島10-0ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 今季、飛躍的に台頭した広島・野間峻祥外野手(25)の獲得に携わった松本有史スカウト(41)が、入団前の印象、指名までの経緯などを語った。背番号37の活躍に「うれしいですよ」と目尻を下げた一方、「僕は当たり前だと思ってます。もっと打ってもいいし、もっと盗塁も増えていいと思う」と期待を込めた。

 14年度ドラフト1位で獲得。「(中部学院大)2年生ぐらいから」ほれ込み、「(走攻守の)三拍子プラス野球センスもあった。2位で消えるとは思っていた」と、指名する際に重視する足と肩に加え、打撃にもひかれた。センスとは、能力を使いこなせているか、はたまたユニホームの着こなしにも及ぶ。「こいつ、かっけえな、みたいな。(野間は)雰囲気もプレーもしっかりしていた」。主将として、原克隆監督からの信頼も厚かったという。

 大きな舞台で結果を残したことも重要視した。最大の決め手は4年の10月中旬、東海地区大学野球秋季選手権大会だった。「ドラフト前でバリバリ打ってたので心配ないと。もし有原がダメ(1位指名で外れ)だったら、行ってくださいと推せるなと」。原石は見立て通り、しっかり輝いている。

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