野間 7日に1軍復帰 故障箇所問題なし レギュラー再奪取へ「頑張りたい」

 広島・野間峻祥外野手(25)が7日の中日戦(マツダ)から1軍復帰することが6日、確実となった。左足首を痛めたとみられ、7月22日に出場選手登録を抹消されていた。この日、荷物を運び入れるためマツダスタジアムを訪れた野間は、患部の問題なしを強調。優勝マジック最短点灯が8日・中日戦という中、今季台頭したプロ4年目がレギュラー再奪取を目指す。

 その目は前だけを見つめ、静かに闘志を燃やしていた。シーズンは残り50試合。今季台頭した野間が約半月ぶりに1軍復帰する。左足首とみられる故障箇所については「問題ないです。やってしまったのは仕方ない」と話した。「(早期復帰は)良かったですし、明日から頑張りたい」と再び戻る1軍の舞台へ決意を示した。

 7月21日の巨人戦での守備中に故障し、翌22日に出場選手登録抹消。球団からは「負傷箇所のコンディショニング調整のため、登録を抹消いたします」と発表されていた。

 その後は復帰へ向けて調整を続け、3日のウエスタン・オリックス戦(由宇)で実戦復帰。5日の同戦では適時二塁打を放つなど2打数2安打2打点をマークした。「焦る気持ちもありますが、できるだけ早く上げてもらえるようにしっかり結果を残したい」と話していた背番号37はきっちりと有言実行し、待ち望んだ場所に舞い戻ってくる。

 プロ4年目の今季はここまで76試合に出場し、打率・310、4本塁打、32打点。一時は丸や鈴木の離脱もあった中でブレークを果たし、何度もチームの勝利に貢献してきた。もちろん悔しさもある故障となったが、2軍調整中はテレビで1軍の試合をチェック。早期復帰への青写真を描いてきた。

 自身が故障前に主に就いていた左翼のポジションはバティスタ、松山が担ってきた。1軍復帰後は、一塁も守るその2選手らと定位置を争う形となる。離脱の期間があれど、実戦などの感覚は「変わらないです」と不安はない。走攻守で存在感を示し続け、レギュラー再奪取を目指していく。

 チームは7日から中日、巨人とマツダスタジアムで6連戦。ここまでの後半戦全6カードで負け越しはなく、上昇気流に乗り続けている。優勝マジック最短点灯は8日・中日戦。球団史上初の3連覇へ着々と歩を進めている。ここから野間が最大限に力を発揮し、さらなる弾みをつける。

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