野村今季初星!105球の粘投劇
「広島12-5ヤクルト」(5日、マツダスタジアム)
耐えて、つかみ取った今季初白星。広島・野村祐輔投手が笑顔でナインと勝利のタッチをかわす。6回7安打2失点。「しっかりと粘れた。チームが勝ったことが一番うれしい」。強力打線を相手にビッグイニングを作らせない105球の粘投劇だ。
0-1の四回2死満塁は成瀬を空振り三振。4-1の六回は四球をきっけに1点を許したが、最後は坂口をチェンジアップで空振り三振に斬った。最少失点で切り抜け、流れを手放さなかった。
決して満足できる内容ではない。それでもツバメ打線を要所で締め、勝利への道を切り開いた。今季は先発ローテをシーズンを通して守り抜くという強い決意がある。「しっかり自分の仕事をしたい」。次戦も強い気持ちでマウンドに立つ。