野村、竜斬り準備OK!2軍戦で安定
「ウエスタン、中日3-1広島」(22日、ナゴヤ球場)
竜斬りへ準備万端だ。開幕2カード目の初戦、29日・中日戦(ナゴヤドーム)での先発が濃厚な広島・野村祐輔投手(26)が22日、開幕前の最終登板となるウエスタン・中日戦(ナゴヤ)に先発。今季最長の8回を投げ、7安打3失点(自責1)にまとめた。
4番候補のビシエドから空振り三振を奪うなど、安定した投球で8回を107球。「シーズンだと思って投げました。球数も少なかったですし、ランナーを背負ってからもしっかりと投げ切ることができた」と胸を張った。
佐々岡2軍投手コーチは「問題ない。球数もしっかりクリアできた。あとは自信を持って投げるだけ。1つ勝てばメンタル的にも変わってくる」と太鼓判を押した。
順調な仕上がりの中にも不安材料はある。「連打を許してしまった。失投がヒットにならない投球をしたい」と得点を許した四、八回を反省。一方、打撃では、三回2死から三遊間を破る安打を放つなど、9人目の打者としての役割を果たした。
目前に迫るシーズン開幕。残された時間は少ないが、万全の状態で臨むために準備は怠らない。「気持ちをしっかり入れて準備したいと思いますが、入り過ぎて空回りしないように精神状態をしっかり持って備えたい」。平常心でマウンドに上がる。