マエケン伝授する!大瀬良に“侍道”

 「広島春季キャンプ」(8日、日南)

 前田健太投手(25)が8日、ドラフト1位の大瀬良大地投手(22)=九州共立大=に“エース道”に続き、“侍道”も伝授することを約束した。7日に視察に訪れた侍ジャパンの小久保裕紀監督(42)が大瀬良に「(前田の)後ろ姿を追いかけろ」と助言したことを受けて、マエケンが快諾。広島のエース、そして侍ジャパンのエースの後継者として黄金ルーキーを育成する。

 かわいい後輩のためならば何でもやる。前日に小久保監督が大瀬良に「マエケンのいいところを盗んでもらいたい。いい手本がチームにいるので後ろ姿を追いかけて欲しい」と要望。これに対し、前田は「僕もそういう立場になってやらなければいけないんだなと思う」と快く応えた。

 小久保監督とは現役時代に何度も対戦し、チームリーダーとして後輩たちを引っ張っていた姿も知っている。「小久保さんとは現役の時からいろいろ話をした。小久保さんが後輩たちにやって来たように、僕もやれれば」と語った。

 すでに大瀬良には“エース道”を注入している。その手始めとして、キャンプイン初日に走ることの大切さを教えた。今後もエース道を伝授していくが、侍ジャパンの先輩として、国際舞台で活躍できる“侍道”も背中で教えるつもりだ。

 前田自身も再びWBCで投げたい思いはある。次大会は3年後だけに「何とも言えない」と前置きしながら、「自分が出た時は優勝できなかった。その責任があるので、次回も出たい」と語った。

 この日は中1日でブルペン入り。捕手を座らせ、カーブ12球を含む38球を投げた。「順調にきている。早く仕上がらないようにセーブしながらやりたい」。“生きる教材”として、世界で勝てる術をマウンドで示す。

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