マエケン愛娘の誕生星だ!中4日でG倒

 広島・前田健太投手(25)が13日、愛娘誕生祝いのG倒星を誓った。12日に早穂夫人(28)が都内病院で第1子となる2632グラムの女児を無事に出産。感動の瞬間に立ち会い「疲れも飛んだ」と、パパは悲願のCS進出へパワーをもらった。この日はマツダスタジアムで今季初の中4日で臨む15日の巨人戦(マツダ)先発に向け、ブルペン入りし調整した。

 パパはでれでれだった。12日、都内で愛娘誕生に立ち会った前田健。一夜明けても感動しきりで、待ちに待っていた瞬間を大喜びで振り返った。

 「感動しました。楽しみにしてましたからね。予定は(来週)次の遠征ぐらいだったんですけど、いいタイミングで。どっち似?分からないけど向こう(早穂夫人)じゃないですか。抱っこは、軽かったです」

 この日朝、「寂しいです…」と名残惜しく、しばしのお別れ。広島に戻りマツダスタジアムで調整した。愛する妻子のためにも、改めて奮起を誓った。「頑張らないといけない。何とか野球している姿が記憶に残るように。できるだけ長くやりたい」

 CS争いまっただ中で、ラストスパートへも何よりのパワーだ。「ここに来てしんどい時に、うれしいことがあり、疲れも飛ぶ。いい気持ちになった」と力を込めた。

 14日からの本拠地での巨人3連戦。15日の2戦目がパパ初登板となる。今季初の中4日先発だが、「無理とは言えない。体の状態も行ける。チームみんなでラストスパートをかけている。行かないといけないでしょう」と、最後の死力を尽くす戦いに腹をくくった。

巨人戦がカギ 4位・中日と2・5ゲーム差で残り17試合。今季は3勝12敗2分けと大きく負け越す苦手・巨人と、残る7試合をいかに乗り切るかが、CS進出の大きな鍵を握る。

 前田健は15日の次は21日からの東京ドームでも対戦することになる。「今年はやられている。自分が多く投げるので、投げ勝ちたい。自分でしっかりと(勝利を)取れたら最悪の事態は避けられる」。エースとして意地のG倒を宣言した。

 自身最長タイの7連勝中でハーラートップタイの13勝。防御率トップ2・02とリーグ2冠。「チームが勝つことが一番。チームが勝てばいい。勝つ確率を上げる投球をしたい。内容も結果も求めていく。すべてがいい年になるように、あと少し頑張りたい」。喜び二重奏へ、パパはもう一踏ん張りだ。

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