報徳の“ミスターゼロ”谷口哲聖 76イニング連続0封 阪神1位・榊原ら先輩から刺激「ここでやっていることは間違いない」
「秋季高校野球近畿大会・1回戦、報徳学園4-0郡山」(27日、わかさスタジアム京都)
来春のセンバツ出場校を決める重要な資料となる大会。1回戦2試合が行われ、兵庫1位の報徳学園は奈良3位の郡山に4-0で完封勝利。新チームは今秋全9試合完封勝利、76イニング連続無失点となった。プロ注目の最速150キロエース右腕・谷口哲聖投手(2年)は3安打無四球、8奪三振で4試合連続完封。これで7試合連続、計53イニング連続無失点となった。阪神からドラフト1位指名された明大・榊原七斗外野手ら報徳出身の先輩たちにも刺激を受け、来秋ドラフトでのプロ入りに意気込んだ。
いとも簡単にスコアボードに0を並べていった。谷口が安定感抜群の投球でチームを初戦突破に導いた。「制球が定まらなかった」と本調子でなかったが、イニング間のキャッチボールで「腕の振りが大きかったのでコンパクトに」と修正。カーブも有効に使いながら二塁を踏ませず、3安打無四球、8三振を奪う完封で圧倒した。
これで今秋は7試合連続、計53イニング連続無失点と安定感が光る。小、中学生時代は投手と遊撃手の二刀流で、報徳学園入学後もしばらくは遊撃手だった。1年秋から投手の練習を始め、今秋前には練習試合で最速150キロもマーク。プロ注目投手にまで成長した。
この日はNPB9球団のスカウト陣が視察。ヤクルトの平岡スカウトは「コントロールが良くて無駄なボールが一切ない。変化球でしっかりカウントが取れるところは2年生の段階で完成度が高い」と評価した。
春夏連続で甲子園に出場したOBの今朝丸(現阪神)にあこがれて報徳に入学。「プロ野球選手になりたい。高卒で行きたい」とすでに目標を設定している。22日のドラフトでは報徳から明大に進んだ榊原七斗外野手が阪神から1位指名を受けた。谷口は「いろんな先輩方が(プロに)行っていて、活躍している選手もいるのでここでやっていることは間違いないと思う。信じてやっていきたい」と意気込んだ。エースとしてチームを甲子園に導き、夢見るプロの世界にも近づいていく。
◆谷口 哲聖(たにぐち・てっしょう)2010年1月8日生まれ、16歳。大阪府茨木市出身。180センチ、81キロ。右投げ右打ち、投手。小学1年から葦原南で野球を始め、茨木市立南中時代は摂津リトルシニアでプレー。3年時にはU15W杯の中学日本代表として内野手兼投手で出場し、優勝に貢献。報徳学園では2年秋から背番号1。球種はカーブ、カットボール、スライダー、フォーク。
