ロッテ・益田 通算250S達成 史上5人目、平成生まれ投手では初 今季は中継ぎで奮投 ファンと家族に「感謝したいな」

 「ロッテ5-3西武」(4日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの益田直也投手(36)が4日、ZOZOマリンでの西武戦で今季2セーブ目を挙げ、史上5人目の通算250セーブを達成した。平成生まれの投手として初めてで、ロッテ在籍の選手では18年に通算2000安打を達成した福浦和也以来の、名球会入りの資格を得た。プロ15年目の今季は中継ぎとしてブルペンを支えた中、巡ってきたチャンスを生かして大台に到達した。

 大音量のロッテファンの声援は、いつも益田の名前がコールされるとさらに大きくなる。この日も背中を押されて上がったマウンド。三つのアウトを重ねて、積み重ねたセーブ数がついに250に到達した。最後の打球を処理した藤原を、その先の、ファンで埋まるライトスタンドを見つめる。目に涙を浮べた。

 「あの声援で一つ自分の中でもギアが上がる。いつも後押ししてもらってたのでファンの皆さんには感謝したいです。一番は家族が、近くでずっと支えてくれてた。失敗してる時も見放さないでいてくれるのは家族。感謝したいなと思ってます」。二つの“感謝”を口にした。

 残り7Sで迎えた昨季は不本意な結果に終わった。2軍再調整を繰り返し、8月以降は負傷でシーズンを終えた。プロ入り最少の22試合登板、わずか5S。確実視されていた偉業達成は二つ残してお預けとなっていた。

 昨季から課題としてきたのは直球の出力だった。この日投げた8球中、6球投げた直球はすべて150キロを超えた。本来の威力を取り戻した姿がある。昨秋から何でも取り入れてきた。その成果だった。

 「10年ぶりくらい」という秋季キャンプに参加。「体を動かさないとさびちゃう感じがするんで。投げ続けているっていうのは、いいことなのかなとは思う」と言う。並行して器具を使ったトレーニングにも「生まれて初めて」着手した。

 投球フォームも微調整。テイクバック時のグラブを持つ左手の角度や左腕の畳み方を変えた。その効果は「かなりある」と言う。「できている投げ方とできてない投げ方がある。できる数が増えてきて、できるとボールも良くなってきている」と自覚する。

 サブロー監督は「去年の秋のキャンプから益田が一番頑張っていたと思う。文句も言わずに」と振り返る。今季は時には敗戦処理としても登板してきた。「若いピッチャーが『あんなところで投げさせるのはやめてください』と僕に言ってくるぐらい。どんなところでも文句言わずに投げてくれていた。僕は信頼してますよ」。信頼回復へ、腕を振ってきた。

 「今日で言うと小川がホームラン打つなんて最近なかったですし、小島のピッチングもありましたし、つないだ中継ぎの子たちもいましたし、そういうのを背負っていかないといけないポジションがクローザー。それを250回できたっていうのは、喜んでもいい数字なのかなと思ってます」。晴れ晴れとした表情で、快挙をかみしめた。

 ◆益田 直也(ますだ・なおや)1989年10月25日生まれ、36歳。和歌山県出身。179センチ、80キロ。右投げ右打ち。投手。市和歌山商、関西国際大を経て2011年度ドラフト4位でロッテ入団。プロ初登板は新人だった12年3月30日・楽天戦。同年は72試合、41ホールドをマークしてNPB史上新人最多登板と新人最多ホールドを記録。同年新人王。獲得タイトルは最多セーブ2回(13、21年)。

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