関東第一 東東京3連覇にあと2勝 井口が2戦連続ランニング弾「足が遅い中で頑張って走りました」
「高校野球東東京大会、関東第一8-2錦城学園」(22日、神宮球場)
ダイヤモンド一周を必死に駆け抜けた。関東第一の4番・井口瑛太主将(3年)が2試合連続のランニング本塁打を記録した。「足が遅い中で頑張って走りました」。少しだけ表情も和らぐ。目指す東東京3連覇へ、あと2勝だ。
初回だった。2死三塁で外角の直球を振り抜くと、打球は中堅の横を鋭く抜けた。一気に二塁、三塁を蹴る。米沢貴光監督(50)も「足が遅いのによく頑張った」と振り返って笑顔。2点の先制ホームに生還し、序盤から試合の主導権を握った。
50メートルは6秒7。チーム内でも足が武器ではない。そんな井口には“秘密”がある。「運を集めることをやってきました」。ごみ拾いやあいさつ。消灯前には寮を歩いて忘れ物がないか、使用した場所はきれいかの確認をすることが日課だ。主将自らができることを積み重ねた先に見る頂点へ。運を拾い、あとは仲間を信じて突き進むだけだ。
