降板のDeNA・藤浪晋太郎に甲子園全体から異例の拍手 5回途中1失点で4四球1死球 相川監督は背中をたたいてねぎらう 4年ぶりの聖地登板

 「阪神-DeNA」(22日、甲子園球場)

 DeNAの藤浪晋太郎投手が4回2/3を5安打1失点、4四球1死球で降板。同点のまま降板して今季初勝利の権利は得られなかったが、マウンドを降りる際には、甲子園全体から異例の拍手がわき起こった。

 阪神在籍最終年の2022年以来、4年ぶりに甲子園のマウンドに立った。初回はゆっくりと歩いてマウンドへ。投球練習をするだけでどよめき、スタンドでは阪神時代の藤浪のタオルを持つ阪神ファンもいた。

 表情には硬さもあったが、二回まで要所以外は脱力したフォームで直球も150キロ前後に抑えた。4人の打者をフルカウントにして、3安打を浴びるなど苦しみながらも無失点で切り抜けた。

 三回は森下、佐藤輝を打ち取って簡単に2死を奪ったが、続く大山に対して1ストライクから今季初となる死球を与えてしまう。ここから乱れ、元山にはストレートの四球を与えた。高寺は遊撃への内野安打で満塁。続く伏見に右前へ同点適時打を浴びた。

 それでも四回は近本、中野をともに内野ゴロに仕留めると、森下は3球で見逃し三振。この試合初めて三者凡退とした。

 五回も先頭の佐藤輝をワンバウンドするスライダーで空振り三振。大山も遊ゴロに仕留めた。しかし、元山に2死から四球を与えると、相川監督がベンチを出る。95球での降板となったが、指揮官はマウンドで肩を背中を叩いてねぎらった。

 藤浪は2012年ドラフト1位で大阪桐蔭から阪神に入団。2022年オフにポスティングシステムでアスレチックスに移籍し、2025年途中にDeNAへ移籍してNPBに復帰した。

 今季は開幕ローテ入りを逃して2軍スタート。4月中旬に右手中指を痛めて1カ月ほど実戦から遠ざかったが、結果を残して7月11日に今季初の1軍昇格を果たした。

 しかし、初登板となった11日・巨人戦は初回先頭から3者連続四球を与えるなど、3回3安打3失点で6四球を与えて降板。この日は同戦以来の登板だった。

 代わった岩田が後続を断つと、六回に牧が勝ち越しソロを放った。

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