崇徳“りくりゅう”バッテリーで50年ぶり聖地勝利へ エース徳丸凜空&新村瑠聖の固い絆「不安はありません」 初戦は八戸学院光星

健闘を誓う八戸学院光星の北口晃大主将(左)と崇徳の新村瑠聖主将(代表撮影)
明治神宮野球大会で力投する崇徳・徳丸凜空
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 第98回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内で開催され、崇徳は第1日の第3試合で八戸学院光星(青森)と対戦することが決まった。チームは、エース左腕の徳丸凜空(りく)投手(2年)と主将の新村瑠聖(りゅうせい)捕手(2年)の“りくりゅう”バッテリーが軸。堅守を武器に、昨秋の東北大会で準優勝した強豪校を撃破し、50年ぶりの聖地勝利を目指す。

 12度目のセンバツ出場を果たした東北の強豪が初戦の相手だ。新村主将がクジを引き、八戸学院光星との初戦が決まった。藤本誠監督(46)は、「いつもテレビで見ていた素晴らしいチーム。めちゃくちゃ強いイメージしかない」と、同校の印象を語った。

 八戸学院光星は昨秋の東北大会で準優勝。エースで4番の北口晃大主将(2年)が中心だ。140キロ超の直球が武器で制球力があり、奪三振率も高い。本格派右腕を打ち崩し、攻撃面でも4番の仕事をさせないことが、勝利へのカギになる。

 崇徳は、エースの徳丸と、捕手の新村の“りくりゅう”バッテリーで、甲子園出場を手繰り寄せた。「守備からリズムをつくり、最後の九回に1点でも多く勝っていればいい」と新村主将。聖地でも、二人を中心とした固い守りから勝機を見いだしていく。

 徳丸は昨秋の中国大会4試合を一人で投げ抜いた。3完投で1失点は、エースの名にふさわしい投球。新村主将は「自分たちのバッテリーの力があれば、どこが相手でも打たれる、負けるという不安はありません」と力を込めた。

 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート・ペアで、日本勢史上初の金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一の「りくりゅう」ペアは、ショートプログラム5位からの大逆転劇を見せたばかり。固い絆を武器に、フリーで世界歴代最高得点をたたき出した。

 徳丸と新村は、準優勝した昨夏の広島大会でもバッテリーを組んだ。優勝を逃した悔しさを原動力に、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。本家の「りくりゅう」に勝るとも劣らない絆が、二人にはある。

 大会初日での初戦は、チームにとってプラスになりそうだ。33年ぶりの甲子園出場のため、藤本監督は「(甲子園に)入ってからの調整方法は未知数。最初の方が調整がしやすい。早いうちに試合をやりたいと思っていた」と歓迎した。万全の準備を整え、いよいよ甲子園に乗り込む。

 聖地での勝利は、1976年の夏が最後になる。50年ぶりの白星は同校OBの願いでもある。

 新村主将は「自分たちは、いつも『全力疾走』を掲げてやっている。そういうところで気持ちを落ち着かせ、いつも通りの野球ができれば」と前を向いた。最強バッテリーが勝利への道を切り開き、半世紀の時を超え、甲子園に校歌を響かせる。

 ◇徳丸凜空(とくまる・りく)2008年11月3日生まれ。広島県福山市出身。投手。左投げ左打ち。180センチ、76キロ。小学3年から野球を始め、幸千中時代は府中オーシャンズに所属。崇徳に進学後は1年春からベンチ入り。2年夏はエース番号を付け、広島大会で準優勝に貢献。最速は140キロで、フォークとスライダーが武器。

 ◇新村瑠聖(しんむら・りゅうせい)2008年8月5日生まれ。山口県出身。捕手。右投げ左打ち。174センチ、78キロ。室積中時代は山口東リトルシニアでプレー。

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