楽天・三木監督 V奪回へ投手陣再建に本腰 今季の規定投球回到達「2人じゃ寂しくないか?」来春キャンプから練習見直しも
楽天の三木肇監督(48)が27日、来春キャンプから投手陣再建に本腰を入れる考えを明かした。今季は規定投球回に到達した選手が2年ぶりに不在。「2月の調整の仕方をもうひとつ見直さなあかんかなって、僕個人的には思っている」。投手コーチと相談した上で、練習方法から見直す覚悟だ。
指揮官はあくまでも貪欲さを前面に出す。来季の規定投球回到達投手の目標人数に関しては「2人じゃ寂しくないか?7人?いや、そんなたくさんいてくれたらいいけど」とジョークを飛ばした。
今季パ・リーグ覇者のソフトバンクはモイネロ、大関、上沢、有原の4投手が到達。2桁勝利カルテットで貯金28を生み出すなど、ローテの軸が骨太だった。
「打線が打たないと、先発投手の勝利は難しい」と理解を示しながらも「先発が試合を作っている裏返しでもある」と優勝する条件のひとつに挙げた。
来季は小野寺投手コーチ、井野バッテリーコーチが新加入し、三木監督は「新しい血を入れてくれるだろうし、久保(投手コーチ)は今までやってきたことをいろいろ分かっている」と融合を期待。投手陣再建の土台を固めていく。





