田尾安志氏、楽天監督1年で解雇も給料は2年分+αをゲット オーナーが「契約」見て決断
プロ野球・楽天の初代監督を務めた田尾安志氏が16日、フジテレビ系「ジャンクSPORTS」に出演し、退任時の秘話を語った。
田尾氏は3年契約で楽天の監督に就任したが、成績不振で1年で解雇となった。契約を満了せずに退任する形となるため、球団側から数千万円の「功労金」の提示を受けた。ただ「功労金」には但し書きが添えられており「楽天球団へのマイナスコメントをした時点で支払い停止」という内容だった。
田尾氏の妻は「功労金って、これ口止め料だよね」と指摘。田尾氏は但し書きを「口止め料」と書き換えてくれれば受け取ると交渉。「もらう気ないから」と覚悟の上だったと語った。結局交渉は決裂し、田尾氏は「功労金」を受け取らなかったという。
しかし、退団後、2カ月半ほどしてからオーナーから「1度お会いしたい」という電話連絡が入った。オーナーは「自分のポケットマネーでも残りの2年分出します」と宣言したという。田尾氏は「次の年(2年目)の予定していたの(給料)は全額いただきました」と明かした。
続けて「3年目は…うやむやで」と苦笑い。達川光男氏の「結局、田尾さんもらっとるじゃない」というツッコミに対して田尾氏は「3年目は、3割ぐらいもらいましたかね」と正直に語った。