侍J・井端監督 残り22選手は?「なかなか進んでいない」一部MLB組出場可否返事届かず リリーフ残り1、2枠&野手陣未発表

 野球日本代表・侍ジャパンの井端弘和監督(50)が26日、都内のホテルで来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、国内外のメンバー8人を先行発表した。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(31)を筆頭に、エンゼルスの菊池雄星投手(34)も人生初の代表選出。岩手・花巻東の生んだビッグスターが、日の丸を背負って初競演する。

 井端監督は今回8人を電撃的に発表した。長く選手として代表戦に出場してきた経験に基づく最大限の配慮。特にNPB所属の選手はMLB球への対応が求められ、さらに今大会からはピッチクロック、ピッチコムなど新ルールが導入される。少しでも負担を軽減させたいという狙いがある。

 井端監督はこの日の発表で大谷だけは、「投手」ではなく「選手」と呼んだ。依然として大谷の二刀流起用は不透明だが、登録選手枠30人の残り22人のうち、投手は15、16人を想定。「イメージ的にはあと1人か2人、リリーフが入ってくる」と明かした。今回発表した中で専門職は松井、石井、大勢、平良。残る1、2枠を及川、松山、藤平らで争う。

 一方、野手の発表がなかったことに「ある程度は固まっていますけど、先に発表して『あれ、オレはないんだ…』と思われるのが嫌」と説明。「油断はしてほしくない」と意図を明かした。同時に「なかなか進んでいない」とWBCIから一部MLB組の出場可否について、返事が届いていないことも背景にはある。

 ホワイトソックスに入団した村上についても「決まった日に、すぐ手続きは済ませた」と明かしたが、同機構から回答はない。また菅野、岡本は来季の所属先が決まらず、依然として正式オファーが出せていない。「プランは一つ二つ数えているが、その辺が決まってくれば一気に決まる」と指揮官。1月中旬の正式発表を目指し、最強ジャパンの選考を進めていく。

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