ソフトバンク・牧原 育成出身初の首位打者決定的 プロ15年目で規定打席初到達 同僚柳町と1分2厘差
「ソフトバンク10-2オリックス」(3日、ペイペイドーム)
15年目でさらに進化しようとしている。ソフトバンク・牧原大成内野手(32)が、プロ入り後初の規定打席に到達した。「いまさらどうこうしようとは思っていない」と淡々と意気込んでいた言葉とは裏腹に、必死に2安打をマーク。打率を・304に上げ、初の首位打者のタイトルをほぼ手中に収めた。
今季は積極的に攻めるスタイルの中にも冷静さが光る。初回、試合前まで8厘差で追われていた柳町の2ランで先制。続く牧原大は初球のボール球に手を出さず、2球目の直球を捉えて左前打とした。
節目の443打席目は小技にたけた左打者の意地が詰まっていた。2-0の五回、初球から意表を突いたセーフティーバントを仕掛け、一塁へ全力疾走。二塁手が処理できず内野安打となった。ライバルの柳町との差は1分2厘に広がった。
育成出身の選手が首位打者に輝けば、プロ野球史上初めてのこと。自主練習に育成選手を引き連れるなど後輩思いのベテランは「ここまでやれると思っていなかったので、それが一番いいこと」。努力は実を結ぶことを背中で示している。
試合後には、レギュラーシーズンの本拠地最終戦ということでセレモニーが行われた。小久保監督が「われわれはあと二つ山を登らねばなりません。最終目標である日本一奪還に向けてファンの皆さんの力が必要です」と5年ぶりの頂点へ力強く宣言した。





